教育機関向けコーチング導入プログラム
プログラムの目的
AI化、グローバル化といった世の中の動きに伴い、仕事のあり方も大きく様変わりしています。
そうした社会で若者たちがたくましく生きるために必要なのは、《自ら考え、主体的に行動できる力》です。その力を存分に引き出し育んでいくには、彼らの成長過程に関わる、大人の関わり方が極めて大切だと言えます。
近年の教育現場において対話型授業が重要視されているのは、生徒が主体性に参加することで、その後、自ら学びを深めていく力を引き出していけるからです。そのためには、一方通行ではなく、教える側が180度向きを変えた、双方向のコミュニケーションを実践できる場を提供することが必要不可欠です。
生徒が自分自身を肯定し、強みを発見して、"知識を知恵に変える"力を身につけるために有効なコーチングを、ティーチングへ効果的に取り入れていきませんか?
私たち銀座コーチングスクール(GCS)は、生徒のやる気に火をつけ、自ら動き出すためのサポートをする最良の授業を構築し、持続可能にするためのお手伝いをいたします。
当プログラムで得られること
学校や塾の先生など、教える立場にある方達が、授業や生徒とのコミュニケーションの場面にコーチングスキルを導入することにより・・・
- 生徒のやる気を引き出せる
- 主体的な学習意欲を身につける、きっかけづくりができる
- 日常生活における積極性の向上が期待できる
- 自らの意志で考え、行動する力を身につけられる
- 自分の考えを言語化し、伝えられるコミュニケーション力を身につけられる
当プログラムは、"生徒を変える"のではなく、先生の関わり方を変えることで、生徒の主体性を存分に引き出していく持続可能なプログラムとなっております。
教育現場が抱える課題の解決に取り組みます
- 休み時間は活発なのに、授業中は別人のようにスイッチが切れ、学習意欲が見られない...
- 個人面談において、まったく本音を話してくれない...
当プログラムでは、多数の生徒と関わりながらも、コミュニケーションのベースは一対一、という原点に立ち戻り、相手との信頼関係を深めていくワークを盛り込んでいます。
また、現場で即実践できる内容を中心に、さまざまな生徒の特性に合った関わり方や、面談で、生徒の本音を引き出すためのコミュニケーション・スキルも習得します。
プログラム・ラインアップ
下記のいずれのプログラムも、ニーズに合わせてカスタマイズ可能です。
- 参加型授業の"場づくり"に役立つ自己紹介とは
安心安全の場づくりをどのように行なうか、自己紹介を通して学習します。 - ティーチング×コーチングの"相乗効果"
ティーチングとコーチング、それぞれにできること、また両者が融合した時、どのような化学反応が生まれるかを学びます。 - 生徒が"自分を認める"ための「承認スキル」とは
生徒が自己肯定感を高められる認め方とは何かを理解し、演習を交えて習得します。 - 先生を"孤独にしない"、感情のコントロール法
先生が生徒に関わる中でネガティブな感情が生じた際、その場でコントロールするための理論と手法を学びます。 - ストレスを与えず、気づきを促す質問とは?
生徒の負担にならず、強みを引き出したり、気づきを促せるような、効果的な質問を実践形式で習得します。 - 面談に役立つ、本音を引き出すコミュニケーション
生徒の学習状況や進路を話し合う個人面談においては、本音で話してもらうことが何より重要です。そのためのコミュニケーションや、取り組みやすい目標設定法を、ワークを通じて習得します。
定期的(月1回ペース)にワークショップを開催し、教育現場で実践してみて生じた課題や悩みを踏まえ、解決方法を話し合うことで、それをまた授業に還元できるようにフォローアップするプログラムです。
導入事例
東京都内私立中高一貫校・教諭の方へのインタビュー。ご自身がコーチングを学び、アクティブラーニング型授業の中にその手法を取り入れ、そのスタイルを継続されているという成功事例をご紹介いたします。
- 授業にコーチングを取り入れることで、生徒がどのように変化していきましたか?
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学習意欲がなく、成績が振るわない子も、授業以外の休み時間は元気だったりします。授業では、スイッチが切れたような状態になっていたんですね。授業で勉強する時も、休み時間と同じようなアタマの使い方をできるようになったことで、自然とやる気も、成績も上がっていったのです。
受け身ではなく、授業は参加するものという状況に慣れてくると、自分が得た知識を人に伝えられるようになる。すると、成績が良くなくても自分は参加できるんだと感じて、その中から好きな学びも出てきたりする。そこから興味を持ったものに対して自主的に勉強するようになり、成績もだんだん上がっていくようになりました。
先生が難しい授業を組み立てなくても、インプットとアウトプットの力がついていくわけです。 - コーチングをベースにして、対話型授業を継続した結果、どうなりましたか?
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そうした日々の実践によって、今までは身近な数人の友達としか話していなかった子どもたちが、授業でわからないことを、他のクラスメイトにも尋ねられるようになったんです。
質問された生徒も、頼りにされると一生懸命教えるし、そのような関係性ができたことでまた授業の空気もがらりと変わっていきましたね。 - コーチング的な対話型授業を実践したものの、うまくいかなかったという声も耳にします。
- ひとつは、‶自分が授業で教えたことしか、生徒は学ばない"と思い込んでいるのではないでしょうか。授業で伝えたよ、プリント配ったよ、範囲が終わったよ、というのが、生徒が理解した、とイコールではないですよね。
脳が眠ってしまっている子に、自ら参加してもらうことで、授業に流れている空気が変わり、生徒たちの心理状態も変わっていったのだと思います。生徒が出力する側になること。そして生徒にはその力があると、先生自身が信じ切ることが重要です。
また、参加型授業も、最初は慣れないわけですから、常に練習し続けるということも大切ですよね。
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