コーチング×心理学インテグレーション(知識と実践)

当講座について
当講座では、心理学の理論とコーチング技術を融合し、クライアントとより強固なパートナーシップを築くことで、より高度なレベルのセッションを提供できるようになることを目指します。
具体的にはICF倫理規定と法律の関連性、社会心理学、表情理論、精神分析、動機付け面接法、交流分析心理学、コミュニケーション理論、NLP心理学による知識とクライアントへの関わり実践方法や、クライアントの潜在的な能力を最大限に引き出す方法と変化を促進するコミュニケーション技術を学びます。
その上で、ワークを通してクライアントとコーチ自身を俯瞰的に理解し、セッションで「クライアントから伝わってきたこと」を言語・非言語・直感を使いコーチングセッション全体の底上げを目指します。コーチとしての幅広い知識と能力を身につけましょう。
※受講資格として、GCSクラスBまたはクラスJ修了以上であることが必要です。
国際コーチング連盟(ICF)の認可プログラム
当講座はICFの認可プログラム(CCE:Continuing Coach Education)です。当講座を修了するとICFコーチ認定資格の取得および更新要件となる学習時間数として下記がカウントされます。
- Core Competencies:13.0 (コアコンピテンシー:13時間;うち倫理学習3時間)
- Resource Development:7.0(コアコンピテンシー以外:7時間)
講師紹介
井上礼子(いのうえ・れいこ)

- GCSプロフェッショナル認定コーチ/ICF認定コーチ(PCC)/公認心理師/サンタフェNLP発達心理学協会認定マスタープラクティショナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント/ICF PCCマーカーアセッサートレーニング修了/日本ブリーフセラピー協会認定 ブリーフコーチ/国家資格 2級キャリアコンサルティング技能士
- 1972年生まれ 大手食品メーカーで経理部・お客様相談室で顧客対応・研修講師を経験し在職中に大学の心理学科を卒業。自分自身を掘り下げることに興味を持ちNLPや心理学の勉強を重ね、現在は企業・自治体などでカウンセリング・コーチング・ストレスチェックなどを提供している。GCSでは「コーチのための心理学講座」を担当中。コーチング心理学の視点からのフィードバックと、心の原理原則に基づいたコーチングセッションを得意としている。
- [井上 礼子コーチへのコーチング依頼]
講座内容
Ⅰ.心理を扱う者が守るべき倫理基準とは
- ICFの倫理規定をベースに、公認心理師法と個人情報保護法と照らし合わせて守秘義務について学びます。
- コーチングとカウンセリングの違いやテーマの扱い方をディスカッションし、コーチングのあり方を考えます。
- 専門職としてコーチングをクライアントに提供するにあたり、意識しておきたい職業倫理や社会的責任を考えていきます。
- プロコーチとして、何を大切にして活動していくのかをコアバリューからコミットメントします。
Ⅱ.認知バイアス
- 自己開示と自己呈示の違いを学びます。
- コーチとして率直に自己開示をするために必要な表現について考えます。
- 自分が持っている認知バイアスについて、対人・自己認識・行動から深めます。
Ⅲ.表情・しぐさ・感情
- 私たちが何気なく使う身体動作(しぐさ)と表情には、様々な気持ちが込められています。多くの場合、自分でも気づかないままに行なわれているので、当人の心の動きは正直に表れています。
- 自己タッチ・微表情・熟考など、様々なコーチングセッションでも表れるしぐさと感情の関係を学び、クライアント理解に役立てます。
Ⅳ.心の安定装置-防衛機制
- 私たちは欲求不満や葛藤を感じると、不安になり、そのような状況を前もって避け、無意識に自己を防衛しようとする反応を表すことがあります。心を安定させるため、生きるために必要な過程でありフロイトによって明らかにされました。
- コーチングセッションでも様々な防衛機制が見られますので、クライアント理解につなげていきます。
Ⅴ.チェンジ・トーク
- 「動機づけ面接」では、変わろうとする意思を表明することを、「チェンジ・トーク」と呼んでいます。動機づけ面接は「変化に向かう動機を人の中から引き出し、強めるために人を中心に置いて使うコミュニケーション方法」です。
- クライアントが変化への決意を促進するために、誘導にならずに合意していくチェンジ・トークを増やす技法を学びます。
Ⅵ.行動を止める禁止令
- 「自信がない」「挑戦できない」「自己主張ができない」「人と信頼関係が築けない」・・・。行動を止めている12の禁止令を学びます。
- 今までの行動を振り返り、自己理解をします。
- 不必要な禁止令は手放すようにワークを取り入れています。
Ⅶ.過剰適応と過剰行動
- 完璧主義、弱音を吐けない人、人の世話ばかり焼いている人、いつも急いでいる人・・・。過剰に何かをしようとする5つのドライバーを学びます。
- 過剰行動から解放されるようにワークで自己理解、行動の変容にチャレンジします。
Ⅷ.ディスカウントと4つの受動的行動
- 人は無意識に自分や他人の能力や可能性を歪めたり傷つけたりして「ディスカウント」しています。
- これらのパターンに気づき、書き換えしていくことで目標達成能力と良好な人間関係の構築を目指します。
Ⅸ.NLP(神経言語プログラミング)
- NLPは有能なセラピストの言葉使い、非言語、無意識の使い方を観察・分析して体系化した心理学です。
- 「キャリブレーション」、「代表システム」、「プロセスワード」ではクライアントの五感と言葉使いに敏感になり、ラポールを強固にする手法を学びます。
- 「戦略」では、あなたが上手くいった時を五感から振り返り、今後の行動に活かしていきます。
- 「リスピーク」では主体的な自分を取り戻すための言葉の使い方を学びます。プロフェッショナルコーチとして、中立的で俯瞰的な言葉の使い方をすることで「今ここ」に居続けて自分や相手に与える影響を理解します。
- 「メタ・プログラム」とは、私たちが情報や出来事を処理するときに半無意識に使っている心のフィルターのことです。自分とクライアントのメタ・プログラムを知り、コーチングセッションで役立てていきます。
全体まとめ
- 学びのシェア
- 質疑応答
開催概要
- プログラム名称 コーチング×心理学インテグレーション(知識と実践)
- 開催形態
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- オンライン(Zoom)開催
- 対象者/受講資格
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- GCSクラスBまたはクラスJ修了以上
- GCS認定コーチまたはGCS認定プロフェッショナルコーチ
- ICF認定コーチ(ACC・PCC・MCC)で認定更新要件となる学習時間数を満たす必要がある方
- ICF認定コーチでPCC・MCC資格取得のための学習時間数を満たす必要がある方
- 定 員
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- 8名
- 受講料
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- 99,000円(税込)
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- 準備中
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