コーチングの基礎をサクッと知る

コーチングの基礎をサクッと学ぶ

コーチングは、相手の言葉に耳を傾け、相手の可性を最大限に引き出す、効果的なコミュニケーションのスキルです。当ページでは、コーチングの基本的な考え方やスキル、学び方やコーチングを機能させるポイントのほか、コーチング資格の種類や選び方、国際資格取得の方法や費用まで、一通りの知識をお伝えしています。

【1】コーチングはコミュニケーションのスキル

ここ十数年、日本でも「コーチング」の認知度が高まってきました。最初は特にビジネスパーソンの間で、マネジメントスキルの一つとして習得したい、というニーズに応える形でコーチングが普及しました。 ですがコーチングは、「マネジメントのスキル」なのかというと、少し違います。

コーチングは、「コミュニケーションのスキル」なのです。

ですので、コーチングスキルだけでマネジメントをしようというのは、大きな間違いです。コーチング以外にも、ティーチングやカウンセリング、交渉術やプレゼンスキル等、マネジメントに必要なスキルはたくさんあります。

そう考えると、コーチングスキルはマネジメントスキルの一部であると言えますが、コミュニケーションスキルであると考えると、「マネジメントの基盤となるスキル」とするのが適切でしょう。コミュニケーションが上手くできないと、マネジメントも上手くいかないからです。

コーチングでのコミュニケーションは、実はある目的を持っています。それは、『相手の「気づき」や「自発的行動」を促す』ことです。言葉のやりとりを通じて、コーチングを受けている相手に「気づき」が生まれ、「自発的行動」を起こしたくなってしまう、そのようなコミュニケーションのスキルなのです。

GCSでは、コーチングを次のように定義しています。
パフォーマンス向上のために、対話によって対象者を勇気づけ、「気づき」を引き出し、「自発的行動」を促すコミュニケーション・スキル

「気づき」や「自発的行動」を起こすことがコーチングによるコミュニケーションなのですが、さらにその先にある目的は何か? と言えば「パフォーマンス向上」です。

パフォーマンスというのは、「成果」や「業績」というのが本来の意味ですが、その対象は、人生・家庭・仕事など多岐に渡り、それらの充実度を高めること、を意味すると考えてください。

コーチングによるコミュニケーションを通じて、相手の人生がどんどん充実していくというわけですから、素晴らしいとは思いませんか?

コーチングはコミュニケーションのスキル。
そして、そのコミュニケーションを通じて、相手の人生をどんどん充実させていくことができます。

実際にコーチングを学んだ方の体験談動画もご覧になってください。

【2】コーチングが機能する仕組みとは

ミーティングの場でも、食事の席でもいいのですが、
自分の話を誰かにたっぷりと聴いてもらった
という経験をしたことがありますか?その時、どのようなことを感じましたか?

たとえば、次のようなことが思い当たるのではないでしょうか? ・気持ちがスッキリした!
・話しているうちに頭の中が整理された!
新しいアイデアが思い浮かんできた!
・そっか、そういうことだったのか!と一人で納得した!
さらには、
・なぜだか、急にやる気が出てきた

コーチングによるコミュニケーションは、意図的にこのような効果を生み出すものです。
どうしてこういうことが起こるのかを考えてみましょう。

コーチングをする人を「コーチ」、コーチングを受ける人を「クライアント」と呼びます。ここからは、「コーチ」と「クライアント」という言葉で説明します。

まず、クライアントが、「今、思っていること」をコーチに話し始めます。コーチはここで、余計な言葉を挟まずに、じっくりと耳を傾けます。人間、不思議なもので、しっかりと聴いてもらえると安心感を感じ、さらに、どんどん話すことができます。

でも、無限に話し続けることも出来ません。するとコーチは次に「質問」をします。クライアントは、質問に答えるために、自分の頭の中で、一生懸命、考えを巡らせます。このように、「考える」lことを促すのが、コーチングの機能の一つです。

クライアントは、コーチの質問に対してキチンと答えるためには、言いたいことを頭の中で整理しなくてはいけなくなります。そして、「どう答えようか」とさらに考えることになります。

質問に答えようとすることで、段々と考えが整理されていきます。当たり前といえば当たり前のことですが、これがコーチングの機能であり、効果なのです。

クライアントからしてみれば、「そんなこと考えたことも無い...」というようなコーチからの質問を受け考えることで、大きな「気づき」を得ることもできます。

例えば、クライアントが、ある仕事のことについて悩んでいるとしたら、
「その仕事は、あなたにとってどのくらい重要な仕事ですか?」
という質問を、コーチが投げかけたとします。
すると、
「あぁ、そうか! ずっと、やらなきゃ!と思っていたけど、改めて考えてみると、今の自分にとってそんなに重要なことではないかもな!」
などと、「気づき」を得ることがあります。コーチという外部の視点が、非常に役立つ瞬間です。「新たな視点を提供してくれる」というのも、コーチングが機能する大切なポイントですね。

まだあります。
「これをやろうかやるまいか」と迷ってしまった場合、コーチがポンと背中を押して、決断させてくれることもあります。あるいは、「いつやるのか」「どうやってやるのか」をコーチに質問されることで、具体的な行動を自発的に起こすことができます。

図で示すと、下記のとおりです。

コーチングが機能する仕組み

何となくでも「コーチングが機能する仕組み」について、イメージができましたか?
実際にコーチングを受けてみて、その機能を確認してみたい方は、GCSクオリティコーチによるセッション提供サービスをご利用ください。

【3】コーチングを修得するメリット

コーチングを修得するメリット コーチングは特にビジネス界で注目されており、多くの企業が人材育成にあたってのコミュニケーションスキルとして導入しています。ビジネス界以外でも、スポーツや医療、教育の現場でも活用されていますし、大切なご家族、お子様とのコミュニケーションをより深いものにしてくれるスキルでもあります。ここでは、コーチングを身につけることで得られる基本的なメリットについて述べてみます。

【1】周囲の人たちとのコミュニケーションが改善される
コーチングはコミュニケーションのスキルです。コーチングでは、特にクライアント(コーチングを受ける人)の話に耳を傾けることを重視します。相手にとって話しやすい存在となるスキルを学びますので、日常の生活の中でも、周囲とのコミュニケーションが非常にスムーズなものとなります。
【2】相手を受け止めることができるようになり、人間関係のストレスが減る
コーチングを身につけると、相手の価値観や視点を尊重していることを、共感を持って示していくことができるようになります。
たとえばあなたとは違った考えを持つ人がいるとします。あなたなら、どのように相手に対応しますか?

コーチングでは、まず「〇〇だと思っているんですね」と相手を受け止めます。正しいか間違いか、良いか悪いかではなく、まずはニュートラルに受け止める。たとえ自分の考えと違っていても、それをあるがままに受け止めるというスタンスを保持します。それができれば、余計なストレスを感じず、イライラすることもありません。相手の言い分に虚心坦懐に耳を傾けることで、互いの考えや立ち場を尊重しつつ、相互理解への道が開かれます。
【3】人と関わることやサポートすることの喜びを感じられる
サポートしていたクライアントが大きな成果を収めたり、越えられないと思っていた壁を越えることができたりするといった体験は、コーチにとって大きな喜びです。ですが大きな成果だけが喜びではありません。

たとえばクライアントの中にきらりと光る個性や心の奥底の本当の思いが見られた時にも、鳥肌が立つほどの感動が湧き上がるものです。多くのコーチたちが感動の体験談を持っており、コーチングを続けるモチベーションとなっています。
【4】日常のあらゆる場面で活用できる
コーチングはコミュニケーションのスキルです。世の中にはたくさんの専門スキルがあり、必要に応じて習得すべき専門スキルを選びます。ですが、どのような専門スキルを修得するにしても、効果的なコミュニケーション・スキルは万人にとって必要です。仕事のみならず、家庭や地域社会でも求められるでしょう。せっかく優れた専門スキルを持っていたとしても、コミュニケーションが苦手なために上手く活かせないケースも多いです。

コミュニケーションが変われば、人生が変わる」とよく言われます。コーチングのスキルは日常生活であれ、仕事であれ、日常のあらゆる場面で役立ちますので、修得してムダになることはありません。
【5】プロコーチとしての収入を得られる
昨今は、専業または副業でコーチングを提供し、収入を得ているプロコーチの数が急増しています。逆に言えば、クライアントとしてプロコーチのサポートを得て自分自身の能力を最大限に発揮したいと考える人たちが増えていることを意味します。

スポーツ選手が自身にコーチをつけるのが当たり前のように、ビジネスパースン等もコーチを必要としています。あなたもコーチングのスキルを修得し、急拡大するコーチング市場に参入することを考えてみませんか?セカンドキャリアの有力な選択肢としても注目されています。

もしあなたがコーチングスキルを修得したら、どんなメリットがありそうでしょうか? ぜひ、考えてみてください。

【4】コーチングのスキルと効果

コーチングのスキルと効果 コーチングスキルを上手く使いこなせるようになりたいのなら、スキルを使う目的、つまり「どういう効果を狙ってコーチングのスキルを使うのか」ということをよく知っておく必要があります。スキルとは、つまり「道具」ですので、目的を踏まえて使わないと、うまく機能しません。

コーチとクライアントとの一連の対話のことを、コーチングでは「セッション」と呼びます。コーチがセッションを行なう際のポイントを簡単にまとめると、
・クライアントが安心して話せるようにする
・クライアントからたくさんのものを引き出す
・クライアントの行動を促す
という具合になります。こういったポイントを上手く押さえることができるように、スキルを使いこなすのです。

GCSでは、次の4つを基本スキルとして教えています。
(1)認める
(2)聴く
(3)質問する
(4)フィードバックする
たったの4つとシンプルですが、それぞれ奥が深いものがあります。これらを十分に使いこなせば、コーチングのほとんどの場面に対応できるはずです。

それぞれどのような目的があるかと言うと、

(1)認める
「相手の存在をしっかりと認めてあげる」ということです。そうすることで、安心して話せる環境づくりをします。

(2)聴く
「真剣に集中して聴いてもらえる」という経験は、結構、快感です。これも、安心して話せる環境づくりの一つであり、気持ちよくたくさん話してもらうことを目指します。聴いてもらえると、さらにどんどん話していきたくなりますので、クライアントの中にあるものが、どんどん引き出されます。

(3)質問する

「聴く」の引き出す効果をもっと高めるために、ポイント毎に質問をしていきます。話が途切れたとしても、質問を投げかけることで、さらにどんどん引き出していくことができます。クライアントの視点を変えるような質問をすれば、新たな「気づき」を起こすことにもつながります。

(4)フィードバックする
自分のことを客観的に見るのは、なかなか難しいものです。だからコーチは時々、クライアントがどう見えるか、フィードバックしてあげます。「気づき」を引き出すという点で、強力な効果を発揮します。

ここまで「引き出す」という言葉を何度も使いました。これは、コーチングの世界ではよく使われる言葉です。クライアントの中にあるもの、時にはクライアント本人も忘れているようなことを引き出してあげると、「コーチングしてもらってよかったぁ~!」ということになります。

コーチング無料体験講座では、これら4つのスキルのうち「聴く」「質問する」スキルの演習が含まれています。オンラインクラスなら自宅からでもご参加いただけます。短い時間ですが、和気あいあいとした雰囲気でスキルの効果を体感できますよ!

【5】質問で引き出す

質問で引き出す コーチングの4つの基本スキルはそれぞれ重要なのですが、特に「引き出す」という点では、「質問する」スキルが直接的に有効です。ここでは「質問する」スキルの具体的な方法をご紹介しておきます。

まずは「オープンクエスチョン」という質問の仕方をお伝えします。「引き出す」ということを重視して質問をするなら、会話が発展するような質問が適切です。逆に言うと、会話が発展しないような質問では、クライアントから多くのものを引き出しにくいのです。

「会話が発展しないような質問ってどういうものなの?」

それは、例えばYes/Noで答えられるような質問です。これを「クローズドクエスチョン」と言います。
例えば「朝ご飯は食べましたか?」と質問すると
「ええ、食べました。」
「・・・・」。
のように、会話がそこで終わってしまいがちな質問のことです。これでは、会話が続かずに、本音を引き出すことに発展しません。

そうではなく、例えば「あなたの理想の朝ご飯って、どんな感じ?」のように質問すると、
「う~ん、そうですねぇ~」とクライアントはいろいろと考えて、頭の中を整理して「やっぱり、高級ホテルのビュッフェスタイルみたいに・・・」のように、会話が発展していく可能性があります。

「う~ん、卵はそうだなぁ、スクランブルエッグで、半分くらいはとろけているような・・・。
そう言えば、最近、スクランブルエッグを食べてないなぁ、だから仕事の調子もイマイチなのかも・・。
明日の朝食は、スクランブルエッグにしよう!」

という具合に、「気づき」を得るのはもちろん「自発的行動」まで促されることもあります。

このように「Yes/Noで答えられない」質問を、オープンクエスチョンといいます。これを上手く使うことで、相手からより多くのものを引き出しやすくなります。

実際、コーチング初心者がセッション演習をやっているのを聞くと、クローズドクエスチョンの連発をしているケースが多くみられます。クローズドクエスチョンばかりだと、会話が広がりません。また、クライアントが本当に話したいことを話せない、的外れなセッションになってしまいがちです。注意したいところです。

それと、もう一つの質問の仕方は「チャンクダウン」というやり方です。チャンクというのは「かたまり」という意味です。これをどんどん、細かく分けていくというのがチャンクダウンです。これにより、相手の言ったことを、どんどん具体的にしていきます。

「5W1H」という言葉はご存じかと思います。「いつ」「どこで」「誰と」「どうやって」・・という感じで、質問をしていくと、漠然としたイメージが具体的になっていきます。たとえば漠然とした夢や目標をチャンクダウンしてみましょう。夢や目標のイメージが具体的になっていきます。そうすることで、前向きで自発的に行動しようという意欲も湧いて来ます。セッションをやっていても、スッゴク楽しいですよ!

コーチング無料体験講座」には「質問する」スキルの実践演習があります。オンラインクラスなら自宅からでもご参加いただけます。

【6】スキルよりも大切なもの

コーチングを機能させるには、実は「スキルよりも大切なもの」があります。

と言うと・・・
「今、4つの基本スキルについて学んだばかりなのに、何で?」
と、思われるかも知れません。

ですが、【4】でお伝えしたように、スキルは目的を踏まえて使わないと、うまく機能しません。4つの基本スキルのそれぞれにどんな目的があるかは、すでにお伝えしました。それらの目的を達成するには、口先だけのテクニックとしてのスキルだけでは不十分です。

例えば、「クライアントが安心して話せるようにする」には、お互いの信頼関係がベースとして必要です。それがないと、どんなスキルを使っても、上滑りするだけです。また、「クライアントからたくさんのものを引き出す」には、コーチのクライアントとの関わり方が非常に大切です。「引き出す」側であるコーチは、クライアントの中に「必ず引き出されるものがある!」と信じていないと、引き出すことはできません。その姿勢のことを「コーチングマインド」と呼びます。さらに、コーチングのセッションは、まさに真剣勝負、魂と魂のぶつかり合い、といった様相を呈します。中途半端な駆け引きや、生半可な言葉では、本気で行動するには至らないものです。そのようなセッションをこなしていくには、コーチの「自己基盤」がしっかりしていることが不可欠です。

GCSでは「スキル」のほかに、それを下支えする「信頼関係」「コーチングマインド」「自己基盤」を伴ってはじめて、コーチングが機能する、と考えています。そのことを、コーチングピラミッドという概念図(下記)で表現しています。



GCSのコーチングクラスのカリキュラムは、スキルを修得しつつも、信頼関係やコーチングマインドを強化するためのトレーニングを随所に入れ、学びながら自己基盤を固めていくように設計されているのが特長です。数多くのスキルを学び、それらを乱用しても、その効果は発揮されません。スキルという「道具」を活かすには、そのベースとなるコーチとしての資質や姿勢、正しい考え方を常に磨いていくことが大切です。

GCSって、他のコーチングスクールとどこが違うかと言えば、というご質問には、コーチの自己基盤確立を重視していること、になるでしょう。
※参考:GCSのコーチングの理念/学習モデル/アプローチ手法

【7】コーチングセッションの組み立て方

コーチングセッションの組み立て方 コーチングには、クライアントの頭の中を整理する、新たな視点からの気づきを与える、具体的な行動を促す、といった効果があります。さらにそのための、具体的なスキルについても、ご説明してきました。とは言え、スキルを単発的に使うだけではコーチングのセッションとは言えません。ですのでここで、セッションの組み立て方を学びます。

GCSでは、セッションが組み立てられる構造を「ストラクチャー」と呼んでいます。コーチングの目的は相手の自発的行動を促して、目標達成への道をともに歩んでいくことです。それを達成できるように、ストラクチャーを意識してコーチングセッションを進めていきます。

では、セッションの「ストラクチャー」について説明します。GCSではセッションを「ラポール」「発見」「行動」の3つのモードに分けて構成するように指導しています。

●「ラポール」モード ~ 安心感を築く
「ラポール」とは、コーチに対する安心感・信頼感・信頼のことで、コーチングが機能するのに不可欠な要素です。「ラポール」モードでは、コーチはクライアントを認め、クライアントの話を聴きます。そうすることで、安心感・解放感を抱かせ、コーチ・クライアントの間に「信頼関係」を築きます。

人は、聴き手に対して安心感を持つと、本音で話すことができます。クライアントがコーチに対して安心感を持っていれば、本音を話しやすくなります。そうなれば、コーチはクライアントからたくさん引き出すことができます。

また「失敗しても受け入れてもらえる」という安心感も生まれます。それにより、引き出されたことを「行動」に移すことが容易になります。また、「行動」そのものがウキウキ、ワクワクする楽しい体験になり、より大きな成果が上がります。

●「発見」モード ~ 引き出す
「発見」モードでは、質問やフィードバックのスキルを使います。コーチは質問により、クライアントの中から、様々なものを引き出します。また、コーチからフィードバックを受けることで、新たな気づきが生まれます。この「発見」モードでは、行動するための材料となる、クライアント自身のリソースや気づきを「発見」していきます。

●「行動」モード ~ 促す
「行動」モードでは、クライアントが目標達成のための「具体的な行動」に移れるように働きかけます。コーチは質問により、クライアントが具体的にとるべき行動を引き出します。このように、コーチはクライアントが、目標達成のための行動を起こしやすくするようサポートします。その結果として、より高い目標の、より早い実現を導きます。人は、他人から言われたことより、自発的にやろうと思ったことの方が、行動に移しやすいものです。

コーチングのセッションは「ラポール」「発見」「行動」のモードを行ったり来たりして進行していきます。この構造を理解してセッションを進めないと、「コーチングスキルが入り混じった雑談」にしかなりません。クライアントが気づきを得、自発的な行動を促すには、ストラクチャーの理解と実践が不可欠です。

コーチングは、セッションが出来るようになることで、格段と楽しくなります。ストラクチャーは、言い換えると、コーチングセッションの"型"だと思っていただくとよいでしょう。GCSでは、少しでも早くその"楽しさ"を実感いただけるように、"型"の修得を優先したカリキュラムになっています。ストラクチャーを重視することも、GCSのクラスの特徴の一つです。それがGCSで学ぶとコーチングを短期間で修得できる理由にもなっています。

【8】ラポールの築き方

ラポールの築き方 「ラポール」とは、コーチに対する安心感・信頼感・信頼のことです。コーチングが機能するのに、ラポール=信頼関係は不可欠な要素です。クライアントが安心感や解放感を感じられるようにならなければ、どうでしょうか? いくらコーチングスキルを繰り出しても、クライアントの中にあるものを十分に引き出せません。ですので、クライアントとの間に「ラポールを築く」ことがセッションの第一ステップです。

では、その具体的な方法を、少しご紹介します。
・相手の話を聴き、認める
・自分が100%相手の味方であること、相手のすべてを認め、受け入れていることを伝える
・ペーシング、相づち、リフレイン、接続詞を使う(相手が話しやすい状況をつくることで、安心して話してもらいます)
・コーチの体験、考え、思い等を伝える(自己開示する)

信頼関係を築くために、コーチは「聴く」「認める」スキルをメインに使います。ですが、時にはコーチからの積極的な「自己開示」も有効です。そうすることで、クライアントはコーチのことを理解したり、共感を感じたりします。人は理解をしていない相手を信頼することはできないものです。質問するだけで、自分自身のことを全く話してくれない人とは、「いったいこの人、何を考えているんだろう?」という感じで、ちょっとしゃべりにくかったりもします。コーチが自分自身のことを話してくれると、クライアントも話しやすくなります。

例えば、独立起業を考えている人をクライアントにしたと、想像してみましょう。その最初のセッションをこれから始めるとします。あなたなら、どのようにラポールを築いていきますか?

クライアント:実は、独立を考えているのですが、なかなか思い切りがつかなくて・・・。
コーチ:そうですか。ではいつ頃独立をしたいんですか?
クライアント:えっ?あ、はい。1年後にはと思っているのですが・・。
コーチ:では、今足りないものは何ですか?
クライアント:・・いや、ちょっとわかりません。・・(何かこの人、話しにくいな・・)

初めてのセッションで、このような状態になることは、コーチング初心者にありがちです。ラポールが築かれないまま、詰問調の質問になってしまっています。これではクライアントは、思っていることの半分も話せないでしょう。

もし、ラポールを築きながら話を聴き進めるとしたら、次のようになります。

クライアント:実は、独立を考えているのですが、なかなか思い切りがつかなくて・・・。 コーチ:そうですか。なかなか踏み切れないのですね。いや、実は私も、独立を考えた時は、同じように悩みましたよ。でも多くの独立起業家の方の話を聴くうちに、私でもできるんじゃないか、と自信がついてきましてね。気持ちはよくわかります。
クライアント:え? コーチも独立を考えた時は、悩んだんですか?
コーチ:えぇ。だから、よく気持ちが理解できますし、あなたも私もそうだったように、誰しもが悩むことです。でも、深く悩んでいるということは、それだけ真剣なのですよね。
クライアント:はい!そうなんです。いや、実はコーチ、思い切れない理由というのがですね・・

このように「自己開示」をすることで、相手との心理的距離は縮まり、ラポールが築かれていくのです。「ラポールを築く」ことから、コーチングのセッションを始めましょう!

【9】GCSでのコーチングの学び方

GCSでのコーチングの学び方 コーチングの基本スキルを修得し、セッションを組み立てることができるようになると、コーチングが非常に楽しくなります。GCSでは、基本スキルを学ぶクラスの次に、コーチングセッションの組み立て方(ストラクチャー)を学ぶクラスを受講していただきます(下記)。
クラスA-基本スキル編
クラスB-ストラクチャー編
クラスJ(国際資格取得コース初級;クラスAとBの両方をカバーしています)
それは、できる限り早いうちに、コーチングセッションを実践する楽しさを味わっていただきたいからです。

コーチングセッションを組み立てる方法をひととおり理解したら、あとは実践練習を積み重ねていきましょう。きっと、どんどん上達していきますよ。

もちろん、クラス内でも実践演習を行ないますが、それでも時間の制約があるクラス内では限界があります。そこでご提供しているのが、コーチングセッションの練習相手をみつけるコミュニティ(Facebookグループ)です。GCSで最初のクラスを受講された方は、受講特典としてこのコミュニティにご参加いただけます。このコミュニティでは、日々、練習相手になってくださいと呼びかけるメッセージが投稿されています。呼びかけに応じて相手になり、互いに練習し合うこともできますし、自ら積極的に相手をみつける投稿もしていただけます。コーチングスクールを選ぶにあたっては、このようなコミュニティが用意されているかどうかも、重要なポイントの一つです。

コーチングセッションの実践練習に取り組むと、
「あれ、こういう時はどうしたらいいんだろう?」とか、
「なかなか思ったようには進まないな・・」
といったこともあります。
そんな時こそ、コーチとしてワンランク上に成長するチャンスです。GCSには、そのようなクラス(下記)も用意されています。
クラスC-セッション戦略編
クラスK(国際資格取得コース 中級)

【10】セッションでぶつかる壁とは

コーチングセッションでぶつかる壁とは コーチングの達人になるためには、乗り越えるべき"壁"があります。実際にクライアントとのコーチングセッションを進めていくと、実感するでしょう。

たとえばストラクチャーが上手く機能しない、話が堂々巡りする・・ということは、ありがちです。セッションをしたことがある人なら「あぁ、あのことね・・」と、ご理解いただけるはずです。未経験の人のために、少しご説明をしたいと思います。

セッションでぶつかってしまう"壁"を具体的に説明すると・・
・成果に結びつく行動がいつまでたってもできない。
・行動はしたけれども、思うような成果が上がらない。
・新しいアイデアや発想が浮かばない。
・これをやれば成功するという確信が持てずに行動に踏み切れない。
気持が落ち込んでしまい、行動への意欲が高まってこない。
などがあるでしょう。

これらの"壁"にぶつかると、セッションが堂々巡りとなってしまいます。

実は、このような時こそ、本当のコーチングスキルが試されます。"壁"なしに容易に達成できるゴールなら、クライアントはわざわざお金を払って、コーチを雇ったりはしません。

それを乗り越えて新しい「気づき」や「行動」を引き出すことができたらどうなるでしょうか?その時こそ「コーチングを受けて良かった!」と思ってもらえる絶好の機会だとも言えます。

では、コーチとしてクライアントと共にその"壁"を突破するにはどうしたらいいのでしょうか? 押さえるべき最も重要なポイントの一つは、「何をしたらよいのか」ではなく、「どうなったらよいのか」「どうあればよいのか」を明確にすることです。

「ありたい姿(目標)」を明確にしないまま、「何をしたらよいか(手段・方法)」をいきなり質問してしまう・・。これはコーチング初心者がよく犯す過ちです。冷静に考えれば、目標をはっきりさせないで、手段・方法を考えるのは、ナンセンスですよね。

逆に、「相手の中に答えがある」ことを信じ、徹底的に「ありたい姿」(どうなりたいのか、どうなったらよいのか)を質問し、引き出します。そうすれば、「あ!だったらこうすればいいのか!」という感じで、「何をしたらよいのか」が自然に湧き出てきます。

コーチングでは、「相手の中に答えがある」というのが基本スタンスであり、それが第6回で学んだコーチングマインドです。よく誤解があるのですが、「答えがある」というのは、必ずしも問題そのものを解決する妙案があるという意味ではありません。問題への「向き合い方」をどうするかは、相手(本人)が決めることができる、という意味です。

さらに言えば、本人以外の誰かが決めるべきものでもないはずです。本人の「ありたい姿」は、本人が決めるべきものであり、本人以外が決めることもできません。

これをしっかりと理解すると、セッション力を飛躍的に向上させることができます。GCSのクラスでは、コーチング基本スキル、そしてセッションの組み立て方を学び、さらに"壁"の乗り越え方へと段階的に学んでいきます。 ご自身のペースに合わせ、じっくり学んでいただけるのもGCSの特徴です。

【11】視点を移動する

視点を移動する セッションで直面する"壁"を打破するのに非常に有効な方法の一つは、視点を移動する(変える)ことです。

あなたは、堂々巡りの話をしている最中、パッ!と視界が開けたと感じる瞬間はありませんでしたか?「あ、そうか!」という感覚を感じる瞬間です。その「パッと明るくなる時の状態」は、今まで見えていなかったものが見えた時ではないでしょうか? その時はきっと「何かに気づいた瞬間」のはずです。この気づきが、大きなポイントです。

見えなかったものを見出す機会が与えられると、"壁"を突破することができるのです。それは、視点を移動する(変える)ことによって起こります。

それでは、視点を動かす時のポイントを、いくつかご紹介してみましょう。

●「視点の主体」を変えてみる

人はたいてい、自分の立ち位置からのみ、物事を見がちです。ですが、クライアントの視点を「別の主体の位置」に移動してみましょう。たとえば、話題となっている相手や第三者などに移動してみることです。そうすることで、大きな「気づき」をもたらすことができたりします。

例を挙げると、部下の育成のために何をすべきかを考えている管理職に対しては、
「部下はどう感じていると思う?」とか、
「あなたの親友なら、あなたにどんなアドバイスをすると思う?」
などの質問により、視点を動かすことができます。

●「視点の時間軸」を変えてみる

この方法も、非常に有効です。普通は現在にしか置かれていない視点を、「将来」や「過去」へ移動させます。そうすることでクライアントは、現在の自分の状況を客観的にとらえられるようになります。

たとえば、
「5年後にはどうなっていたい?」
「以前、うまくいった時はどうだった?」
といった質問です。すぐにでも使えそうなフレーズですね!

●視点を「仮定」に向ける

これは「もし~だったら?」という質問を使います。

たとえば、
「もし何の制約もなかったらどうする?」
「もし明日で世界が終わるとしたら、どうする?」
のように、さまざまな形で「仮定」をしてみることができます。そうすることで、クライアントは「思い込み」や「先入観」から一気に解放されるかも知れません。

まだまだ視点を移動するポイントはいろいろとありますが、お伝えしきれないのが残念です。ぜひGCSのクラスでしっかりと学んでください!

【12】セッションの戦略とは

コーチングセッションの戦略とは 「コーチングで"戦略"とは、また何と大げさな・・」と思われた方も多いかも知れません。
企業経営の戦略にも色々あるように、セッションにも戦略があり、その戦略にもまた、様々なパターンがあり得ます。

セッションの戦略というのは、簡単にいうと「何に焦点を当てて、セッションを進めるか」ということです。何に焦点を当ててれば、最も効果的にクライアントの中にあるものを引き出せるか、です。

コーチングで大切なのは、そのような戦略は、コーチが勝手に立てるのではないということです。クライアントの意向を最大限に尊重し、クライアントとコーチがその戦略を確認・共有します。すなわち、合意を形成することが重要です。コーチングでは、クライアントの主体性を最大限に尊重するのが大原則です。この原則から見ても、コーチが勝手に戦略を立ててセッションを進めるのは、絶対的にNGです。

ですので、コーチの描くストーリーにクライアントを合わせようとするのは厳禁です。クライアントとの合意なしに、コーチが意図する方向方法に話を進めようとしないでください。クライアントの主体性を尊重するコーチングでは、最も忌み嫌われる行為です。

戦略の確認・共有の方法として、まずはセッションの開始時に、そのセッションのゴールを設定します。たとえばコーチは、クライアントに次のような質問を投げかけます。
「今回のセッションでは、何について話していきますか?」
「今回のセッションでは、どこまで決められるとよいですか?」
「今回のセッションでは、何が得られたらよいと思いますか?」
・・・
セッションのゴールが決まれば、方向性も決まります。その方向性に沿って、コーチはセッションを進めていきます。

セッションの主役は、あくまでもクライアントです。セッションの焦点の当てどころは、クライアントの意思を確認しながら、必要に応じて柔軟に変えていくことも必要になります。セッションを進めていくうちに、クライアントの心境や物の見方が変化したり、新たな気づきやアイデアが生まれたりするからです。

そこでセッションの途中では、次のような確認をします。
「ここまで話してきて、どのようなことを感じていますか?」
「いろいろなアイデアが出て来ましたね。残りの時間は、特に何について話を進めていきましょうか?」

戦略のあるコーチングと、戦略のないコーチングは、明らかに違ってきます。方向性を明確に定めて進めていくと、セッションが迷走しなくて済みます。目標達成の時間短縮につながり、より深い部分まで掘り下げていくことができます。要は、「寄り道をしないで済む」ということです。

このような戦略の確認・共有やクライアントとの合意形成がスムーズにできるかどうか。これがコーチとして一人前かどうかの一つの基準だとも言えるでしょう。それができれば、セッションで大きな失敗することは、なくなるはずです。

できるようになるためには、やはり実践練習が大切です。第9回でお伝えしたように、GCSでは練習相手を簡単にみつけることができるFacebookグループをご用意してあります。実践練習の場が、あなたをお待ちしています。クラスで学んだことを、心おきなく実践・発揮してみてください。みるみると実力が向上することを実感できるはずですよ!

【13】コーチとしてのセルフイメージを描く

コーチとしてのセルフイメージを描く GCSではプロコーチを「自ら習得したコーチングスキルを使用・応用することでクライアントや社会に貢献し、正当な対価を得ている存在」と定義しています。コーチングで起業・副業・独立したい場合も、会社・組織の中でコーチングスキルを活用していきたい場合も、この定義に当てはまります。

では、あなたにしかなれない「オンリーワン・コーチ」を実現するファーストステップは、さて、何でしょうか?

あなたが置かれている状況は、以下のどちらかと思います。
・プロコーチとして起業あるいは副業したい
・仕事や職場でコーチングスキルを活かしたい
いずれの場合でも、まずはご自身がコーチとして活動しているセルフイメージを描くことから始めましょう。

では、セルフイメージを描き、確立するには、どうすればよいでしょうか? 次の手順で進めてみましょう。
・コーチとしての強みを知る
・理想のコーチ像を描く
・理想のクライアント像を描く
・コーチとしての自己研鑽を積む
では、順番に解説していきます。

【1】コーチとしての強みを知る

「コーチとしてのあなたの強みは何ですか?」
まずは、この質問に対し、自分の強みの棚卸しをしてみてください。友人・知人からフィードバックを受けるのも有効な手段です。コーチング以外の勉強や職業、趣味などを通じて得た専門的な知識や経験も大きな強みになります。それらを踏まえて、自分の「得意分野は何なのか」を明確にしておきましょう。

あなたの「キャラクターそのものを強みにする」のも有効です。たとえば、
・元気がいい
・一緒にいて安心できる
・話をじっくり聴いてくれそう
・声が明るい
・いつも冷静
などで「あなたらしさ」を打ち出すこともできるでしょう。

また、「コーチングスキルの中で得意としているスキル」も強みになります。たとえば、「フィードバックが得意」とか「直感が鋭い」、「認め上手」などがそれにあたります。

【2】 理想のコーチ像を描く

自分の中で「どんなコーチになりたいのか?」を具体的にイメージしてみましょう。
・コーチとして成功している状態はどんなイメージですか?
・クライアントの数は?
・収入は?
・活動分野は?
・他の仕事との関係は?
などなど、どんどん具体化してみてください!

【3】 理想のクライアント像を描く

理想のコーチ像が描けたら、そんなあなたが獲得したいクライアント像をイメージしてみてください。そのクライアントは、どんなニーズを持っていて、どのような目標を持っているでしょうか? どんな状況にいるクライアントにどんな成果を得てもらうのが理想的でしょうか? それらが明確になると、クライアントの獲得方法についても、考えやすくなります。

ここまでイメージを描いてきて、どのような感じですか? 何だか、ワクワクしてきませんか? プロコーチの第一歩は、頭の中でコーチとしての活動をイメージすることから始まります!

【4】コーチとしての自己研鑽を積む

イメージを描くことと並行して行ないたいのが「自己研鑽を積む」ことです。これに関しては、非常に重要ですので、次項でじっくりと解説します。

【14】自己基盤が違いをもたらす

コーチの自己基盤が違いをもたらす これまで、コーチングの基本であり、セッションを運営する上でのベースとなるのが「自己基盤」だとお伝えしてきました。また、GCSの特徴は、コーチの自己基盤確立を重視していること、だともお伝えしました。ここでまた、それを繰り返し述べたいと思います。

コーチングを受けるなら、「自己基盤」がしっかりした人から受けたいと思いませんか? より具体的に考えてみましょう。

まず、プロコーチとしてのあなたは、クライアントのロールモデル、つまり「模範」となる存在です。クライアントのゴール達成をサポートするのがコーチです。ですので、あなた自身、ゴール達成に関する価値ある経験と見識を持っている必要があります。今のあなたなら、あなた自身が描いた「理想のコーチ像」という目標があるはずです。その達成に向かって自己研鑽していくことができるはずです。

「模範」とは言いましたが、「完璧」である必要はありません。クライアントと同様、ゴール達成へ向かって歩んでいく姿勢を持ち続けていることが大切です。
・自分のゴールを明確に認識していますか?
・その達成へ向けて何をすべきかを知っていますか?
・実際に、その行動を起こしていますか?
これらすべてにYesと答えられる人は、自己基盤を確立していると言えます。

自己基盤を確立している人は、たとえば次のように表現することもできるでしょう。
自分の価値と使命を知っている人
自分の思いと、行動が一致している人
自分の強みも弱みも知っている人
自分自身がウキウキ、ワクワクしてゴール達成を目指していない人が、どうして他の人にワクワクしてもらえるでしょうか? ゴール達成へ向けての前向きな取り組みをしていてはじめて、コーチとしてクライアントのゴール達成をサポートすることができるのです。

GCSでは、特にコーチとして求められる要素として、
・「自分自身の考えや経験について語れること」が重要であり、 その前提となる
・「自分自身をよく知っていること(自己理解)
こそが自己基盤の本質だと考えています。

セッションにおいてクライアントとの信頼関係を築くには、相手を「認める」「聴く」「質問する」だけではなく、実はコーチ自身が自分のことを語る(自己開示する)ことが重要です。なぜなら人間は、相手のことをよく知らずに信頼することはできないからです。

また、セッションでクライアントに最も大きな説得力をもって影響を与えるのは、自らの口で語るコーチの体験談に他なりません。したがって、コーチは常に、自分の思いや体験について語ることができるよう、備えておく必要があります。

【15】プロコーチの実務

プロコーチの実務 プロコーチとしての活動とは、まず何をするのでしょうか?

現段階では、プロコーチとしての活動への、期待と不安が入り混じっている感じでしょうか。 ですが現実には、他の仕事とそう変わりない、と思っていただいてもかまいません。

まずはコーチの「商品カタログ」や「パンフレット」といった、営業ツールが必要です。プロコーチなら、「コーチプロフィール」を作ることから始めましょう!

プロコーチとして起業・独立を目指す場合はもちろんのこと、組織・社内でコーチの活動をする場合も、自身の経歴・プロフィールを相手に伝えられるようにしておくのがよいです。コーチプロフィールの作成時に意識したいのは「クライアントからみて魅力的に映るコーチ像かどうか」というところです。「この人にコーチして欲しい!」そう思ってもらえる表現が、成功のためのポイントです。

プロフィール項目としては、氏名・性別・出身地や経歴のほか、コーチとしての得意分野や実績・性格・趣味・連絡先といった基本項目にプラスしてキャッチフレーズやクライアントからの感想などを載せておくと、見る人にインパクトを与えるプロフィールの完成です!

作成したプロフィールは、クライアント候補にいつでも渡せるようにしておきましょう。いつも携帯しておくことをオススメします。

あなたのオリジナリティで、すてきなプロフィールづくりをしてください。顔写真のアップを掲載し、親しみやすい印象を演出するとよいですね。

次のステップとして、あなたからコーチングを受けることに興味を示してくれた方に「ミニセッション」を実施してみましょう。コーチングの効果を、言葉で説明するだけでなく、短時間のセッションを体験してもらうのです。コーチングの効用を実感してもらえる効果的かつ現実的な方法です。

テーマ例としては「現在気にかかっていること」や「将来の目標について」などが取り組みやすい内容です。あなたの準備と、ちょっとした勇気が、周りの人の人生をより豊かなものにするかも知れません。すばらしいですね!

いよいよコーチングを受けてもらうとなったら、どうするでしょうか?

クライアント候補がクライアントに変わるのは、コーチングについての契約書や同意書を交わした瞬間です。組織や社内でコーチ活動をする場合も、約束事は決めておきましょう。このような書面を交わすことは、万が一のトラブルから、コーチだけでなく、クライアントを守ることにもつながります。

契約書の内容としては、
・契約期間・セッションの頻度
・1回あたりの時間や料金と、その支払い方法
・セッションをZoomで行なうのか、対面形式なのか
・キャンセルや返金への対応
といった事柄が明記されているのが、一般的です。

契約とセットで考えておいて欲しいのが「アセスメントの実施」です。アセスメントとは、「事前評価」とも呼ばれるもので、コーチングの開始に先立って行なうものです。セッションをより効果的に、またクライアントの心の準備を進めるのに役立ちます。たとえば、
・コーチングに期待することは何?
・どのようなコーチングを望む?
・希望するセッションテーマは?
・3ヶ月後に達成したいゴールは?
・どのような時に最もウキウキ、ワクワクする?
・才能や強みは?
といった項目をヒアリングしたり、記入してもらいます。

事前評価表を使って、このアセスメントをしっかり行なうと、いよいよプロコーチらしくなりますよね!

【16】コーチングの資格取得のメリットとは

コーチングの資格取得のメリットとは プロコーチとしての活動を有利に進めるには、やはりコーチングの資格を無視できません。コーチングの資格が必要な理由について、以下にまとめてみました。

【1】スキル修得のモチベーションが上がる

コーチングに限らず、何を学ぶにしてもゴールを明確にすることが大切です。コーチングの資格取得は、学習のゴールとしてわかりやすく、明確です。資格取得を目指すことで、学習のモチベーションを高く維持することができます。

【2】体系的にコーチングを修得できる

多くの場合、コーチングの資格を取得するには、体系的な学習が求められます。
コーチングの基本原則やスキルのほか、コーチとしてのマインドを修得するといったことも必要だからです。コーチングのあらゆる場面に対応できる能力を身につけるためにも、体系的な学習は不可欠です。コーチングの資格取得を目指すことは、すなわち、そのような体系的な学習をすることです。つまり、効果的にコーチングを行なうスキル全体を総合的に身につけることを意味しています。

【3】スキル修得の客観的な証明になる

世の中には、資格を持たない"自称コーチ"もたくさんいます。しかし何の資格も持っていないとなると、一般的には価値ある存在として認められることは難しいでしょう。コーチングの資格の取得は、体系的にコーチングを学び、一定水準以上のコーチングができることの客観的な証明になります。

そのため、コーチとの契約にあたり、一定以上のコーチング資格を保持していることを最低条件とすることは、今や常識となりつつあります。コーチングの資格取得は、自身が提供するコーチングの品質の保証となり、信頼性や信用を高めることに直結します。

【4】専門家として活動の選択肢を増やし、差別化要因とすることができる

コーチングは、ビジネス領域からパーソナル領域まで幅広い分野で活用されています。キャリアコンサルタントや中小企業診断士、社会保険労務士等の資格に加えてコーチングの資格を取得する方も増えています。活動の選択肢・幅を広げ、より高度にクライアントの要望に対応することができ、競合との差別化要因にすることができるkらです。組織に属してコーチングスキルを活用する場合は、昇進や新しいキャリア機会を開く手助けにもなります。

【5】コーチとしての覚悟・責任を示すことができる

コーチングは、クライアントの成長や変容をサポートする責任ある仕事です。良心的な団体が発行するコーチ認定資格の取得には、基礎知識やスキル・マインドの修得だけでは不十分です。コーチという専門職が守るべき高い倫理基準の遵守を誓約することも求められます。コーチングの資格を持つことは、そのような責任を引き受ける覚悟を世の中に示すことを意味します。それはコーチングを行なうにあたっての自信にもつながります。

【6】資格保有者のコミュニティに参加できる

コーチングのスキルの修得は、資格を取得することで完了というわけではありません。コーチング資格の取得後も、継続的なスキルアップやブラッシュアップが必要です。時にはコーチングで困った時に相談する相手が欲しいと思うこともあるでしょう。そのようなコーチ達をサポートしてくれるのが、資格保有者が集うコミュニティです。コーチとしての日々の研鑽やモチベーション向上が促され、時には仕事の斡旋を受けることもできます。

【17】独学でのコーチング資格取得は可能か?

独学でのコーチング資格取得は可能か? コーチングに関する書籍は多く出版されており、YouTubeなどでも学ぶことができます。しかし独学でコーチングを習得することは容易ではありません。コーチングは個別性が高く、関わる人・内容・状況によって複雑で多面的なアプローチが求められます。相手との対話や関係構築に深い洞察力とスキルが必要です。ここでは、独学でのコーチング習得が難しい理由を説明します。

【1】スキルを正しく使えているかどうか、自分ではわからない

コーチングは理論と実践を組み合わせるスキルです。書籍や動画で理論的な知識を得ることはできますが、実践で使えるかどうかは別の話です。書籍や動画だけでスキルを習得することは、水泳を本だけで学ぶのと同じくらい難しいです。独学では、適切なタイミングでの質問やフィードバックの提供が難しく、どこに問題があり、どう改善すればよいかがわかりません。個別の指導役の存在が不可欠です。

【2】使えるようになるための実践演習をこなせない

コーチングは実際のクライアントとの対話を通じてスキルを磨く必要があります。独学では、この実践経験を得る機会が制限されます。コーチングを修得するには実践を振り返り、学びと改善を行なうPDCAサイクルが不可欠です。他者からの客観的なフィードバックが必要ですが、独学ではこれが得られません。コーチ経験を積んでいる専門家やコーチング仲間からのフィードバックやアドバイスを活用することが必要です。そうしてはじめて、実践的なコーチングスキルを身につけることができます。

【3】我流のコーチングに陥ってしまう

コーチングの国際基準を定める国際コーチング連盟(ICF)は、その基準を広めています。独学ではICFの基準に基づいた指導を受けることができないため、自己流のコーチングになりがちです。国際基準に則ったコーチングを実践するためには、ICFの基準を熟知した専門家からの指導が必要です。

【4】先人や他コーチの経験値を取り込めない

コーチングの実力を向上させるためには、自分一人の経験だけでは不十分です。様々なコーチの実体験や意見を学ぶことが重要です。独学ではその機会が限られます。実践スキルを身につけたコーチは、クライアントに応じたアプローチを選択するための選別眼を持っています。これは相談やディスカッションなどの相互やり取りによって身につきます。

【5】そもそも資格取得の要件を満たせない

大抵のコーチング資格発行団体は、独学のみでの資格取得申請を認めていません。一定のカリキュラム要件を満たした講座やクラスでの受講が必要です。独学では資格取得の申請ができないのが現実です。

以上の理由から、コーチング習得・実践できるようになるためには、専門的な指導と実践経験が欠かせません。独学だけでなく、しっかりとした指導とサポートを受けながら学ぶことが重要です。

【18】コーチング資格の種類と選び方

コーチング資格の種類と選び方 現在、国家資格としてのコーチング資格は存在せず、民間資格のみとなります。その中でもICF(国際コーチング連盟)の認定資格が最も有名であり、国際的に通用する資格として広く認識されています。

ICFは特定の教育機関に依存せず、独自に認定を行うため、事実上「公的資格」と言ってよいかも知れません。 多くの大手企業や公共団体では、ICFの認定資格を持つことがコーチとしての契約条件となることが増えています。

コーチングを本格的に学び、ICF認定資格を目指すのが理想です。とは言え、取得には最低でも100時間以上のセッション実践経験が必要であり、ハードルが高いのも事実です。ですので、まずは他のコーチング資格を取得し、経験を積みながらICF認定資格を目指すのが現実的です。

具体的には、GCSのコーチ認定資格を取得して実践経験を積んでから、ICFの認定資格にチャレンジすることをお奨めします。もちろん、いきなりICFの認定資格にチャレンジすることも可能です。しかし、全くの無資格状態では、100時間以上のセッション経験を積めるだけのクライアント獲得には大きなハンデとなります。GCSのコーチ認定資格を看板にしてクライアントをどんどん獲得し、100時間を目指すとよいでしょう。

特定分野の専門的なコーチングを学びたい場合は、その分野に特化した教育機関で学び、資格を取得するのも有効です。例えば、サッカーや英語学習のコーチングは一般的なコーチングとは異なるため、その分野に適した教育機関を選ぶことが重要です。

いずれにしろ、資格の取得はコーチング教育機関を経由することになります。そのため、コーチング資格の選択=コーチング教育機関の選択、となります。では、コーチング教育機関を選ぶポイントについて説明します。

【1】ICFの認定資格取得への道が開かれていること

ICFの認定資格を取得するには、ICF認定スクールで学ぶのが圧倒的に有利です。ICF日本支部のウェブサイトには「ICF認定スクール/認定プログラム提供団体」が一覧で掲載されています。ICFの認定資格取得を目指すのであれば、ICFの認定スクール/プログラムを選ぶことが無難です。

ICFレベル1認定スクール ICFレベル2認定スクール

【2】少なくとも30時間以上のカリキュラムが整備されていること

ICFによると、コーチングを体系的に学ぶには少なくとも30時間の講座学習時間が必要、としています。短期間で取得できる資格では質が担保されない可能性が高いため、注意した方がよいです。ICFの認定資格取得に必要な学習時間数は60時間、GCSのコーチ認定資格取得には40時間が必要です。

【3】講師がICFの認定資格を取得していること

講師の質はスクールの質を左右します。ICF認定資格を持つ講師が教えるスクールを選ぶことで、質の高い教育を受けることができます。

【4】認定資格を取得するための実技試験があること

実技試験を含む資格制度を持つスクールを選ぶことで、実践的なスキルが評価されます。ICFの認定資格を取得するにあたっても、実技試験への合格が必要です。GCSのコーチ認定資格の取得にも、実技試験と筆記試験の合格が必要です。

【5】ICFの認定資格を取得するためのサポートを得られること

ICFの認定資格取得には英語の理解が必要です。英語が得意でない場合、サポートスタッフがいるスクールを選ぶことで、申請手続きがスムーズに進みます。GCSでももちろん、英文の申請フォームに対応した申請マニュアルを提供する等、ICF認定資格取得のサポートを行なっています。

【6】ICFの認定資格取得を目指さなくても、ニーズに応じて学べること

現時点では、コーチングの基本スキルを修得できればよく、ICF認定資格を目指すつもりはない、という方もいらっしゃるでしょう。ICF認定資格取得のみを前提としたスクールでは、学習時間数が多いため、受講料も高額になります。ですが、いきなりそのレベルは目指さないのであれば、費用負担を抑えることができます。

GCSでは、受講される方がどのレベルを目指すかに応じた、段階別のクラス編成をしています。学習を始めてから、やっぱりICF認定資格を目指そう、となったら、受講クラスを追加していくことで、ICF認定資格の取得が可能です。そのような柔軟性のあるスクールを選ぶのは、賢明な選択です。

以上のポイントを踏まえ、銀座コーチングスクール(GCS)は「利便性」「経済性」「高品質」の三拍子揃った教育機関として、多くの方々に選ばれています。興味を持たれた方は、ぜひ「コーチング無料体験講座」にご参加ください。

【19】ICF認定資格の種類と要件

ICFコーチング認定資格の種類と要件 ICFのコーチ認定資格に特徴的なのは、知識やスキルを学習しただけでなく、実務経験(セッション経験時間数)が取得要件になっている点です。ICFの認定資格ではコーチングの実践経験がなければ認定を取得できません。そのため、ICFの認定コーチには"ペーパードライバー"のようなコーチが存在しないのです。

ICFが発行するコーチ認定資格は、学習経験・実践経験等に応じて3種類に区分されています。各認定資格の取得要件概要と費用は次の通りです。
※詳細については、ICFのサイトでご確認ください。

ACC:アソシエート認定コーチ
ACC:アソシエート認定コーチ
  • 60時間以上のコーチング教育の受講
  • 100時間以上のコーチングセッション実践(うち75時間以上は有料セッション、8名以上のクライアント)
  • 10時間のメンターコーチング
  • 実技試験:録音音源1回分と書き起こし原稿の提出
  • ICF認定資格試験(ウェブ上の筆記試験)の合格(約3時間、選択式)
  • 申請費用:ICF会員 175米ドル、非会員 325米ドル(ICF認定スクールのレベル1または2修了者)
PCC:プロフェッショナル認定コーチ
PCC:プロフェッショナル認定コーチ
  • 125時間以上のコーチング教育の受講
  • 500時間以上のコーチングセッション実践(うち450時間以上は有料セッション、25名以上のクライアント)
  • 10時間のメンターコーチング
  • 実技試験:録音音源2回分と書き起こし原稿の提出
  • ICF認定資格試験(ウェブ上の筆記試験)の合格(約3時間、選択式)
  • 申請費用:ICF会員 375米ドル、非会員 525米ドル(ICF認定スクールのレベル2修了者)
MCC:マスター認定コーチ
MCC:マスター認定コーチ
  • PCC資格保持者またはPCC資格を保持した経験がある者
  • 200時間以上のコーチング教育の受講
  • 2,500時間以上のコーチングセッション実践(うち2,250時間以上は有料セッション、35名以上のクライアント)
  • 10時間のメンターコーチング
  • 実技試験:録音音源2回分と書き起こし原稿の提出
  • ICF認定資格試験(ウェブ上の筆記試験)の合格(約3時間、選択式)
  • 申請費用:ICF会員 675米ドル、非会員 825米ドル
ICF認定資格取得には、講座受講費用、メンターコーチング費用、実技評価費用、ICF年会費などがかかります。以下にGCSの国際資格取得コース(レベル1・2)を受講した場合の費用を示します。(1米ドル=150円換算)
ACC資格取得費用総額概算;合計:672,400円
  • クラス受講費用総額:416,900円
  • メンターコーチング:165,000円(最多価格;コーチにより異なります)
  • 実技評価:27,500円
  • ICF年会費:36,750円(2024年8月より40,500円への値上げが予定されています)
  • ACC申請料(ICF会員価格):26,250円
PCC資格取得費用総額概算;合計1,120,400円
  • クラス受講費用総額:818,400円
  • メンターコーチング:165,000円(最多価格;コーチにより異なります)
  • 実技評価:44,000円
  • ICF年会費:36,750円(2024年8月より40,500円への値上げが予定されています)
  • PCC申請料(ICF会員価格):56,250円
それなりに高額の費用がかかるものだ、とお感じかも知れません。ですが、費用総額を一括で支払う必要があるわけではありません。コーチングの実践経験を積みながら、段階を踏んでお支払いいただくことになります。有料クライアント獲得は必須ですので、そこからの収入も原資とすることができます。そう考えると、十分に元を取ることができるはずです。そして、元を取ることをご自身のモチベーションとして頑張っていただければと思います。

【20】GCSのクラス受講のご案内

コーチングスキルの修得、そして資格取得へ向けて、GCSでは下記の3つのプログラムを提供しています。
【1】GCSコーチング国際資格取得コース
【2】GCSコーチング国際資格取得プロフェッショナルコース
【3】レギュラークラス
銀座コーチングスクールのプログラム これらのうち、
【1】GCSコーチング国際資格取得コース
【2】GCSコーチング国際資格取得プロフェッショナルコース
については、それぞれ国際コーチング連盟(ICF)のレベル1・レベル2プログラムとして認定されています。

また、【1】【2】【3】のいずれのコースを受講しても、ICF認定資格とは別に「GCSコーチ認定資格」を取得することができます。

もしGCSでのコーチングクラスの受講をお考えいただけるのでしたら、
【1】GCSコーチング国際資格取得コース
【3】レギュラークラス

のいずれかから、受講を開始してください。

【2】GCSコーチング国際資格取得プロフェッショナルコースは、【1】GCSコーチング国際資格取得コース の修了した方が進級するコースですので、現段階では考えなくてよいです。

★こんな方は「GCSコーチング国際資格取得コース」がオススメ!

せっかくコーチングを学ぶのであれば、ICFが発行するコーチングの国際資格取得を目指したい!という方は、GCSコーチング国際資格取得コース(ICFレベル1認定)がお奨めです。

当コースを修了し、かつセッション経験時間数要件(100時間)を満たすことで、国際的に通用するコーチング資格(ICF ACC認定)を申請することができます。

こちらのコースを選択した方は、「クラスJ-国際資格取得コース【初級】」から受講を開始してください。

★こんな方は「レギュラークラス」がオススメ!

コーチングを学びたいが、国際資格取得を目指すかどうかまでは決めかねている方や、
「自分はコーチに向いているだろうか?」
「コーチングのスキルをしっかりと修得できるだろうか?」
「コーチングスキルを修得するメリットが、まだよくわからない・・」
「最初のうちは受講料負担を抑えたい・・」
という方は、レギュラークラスの受講をお奨めします。

レギュラークラスの受講中あるいは修了(GCSコーチ認定資格の取得)後でも、一定の条件を満たすことで、「国際資格取得コースへの切り替え」が可能です。

レギュラークラスを選択した方は、「クラスA-基本スキル編」から受講を開始してください。

コース/クラスを選ぶにあたっては、まずは無料の体験講座にご参加いただき、講師との相性等も確認されることをお奨めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました! 次はクラスでお目にかかりましょう!

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